Ⅰ ソーシャルフィットネス対応力1day研修について

Ⅱ 「歩き方検定」「貯筋検定」について

 

Ⅰ ソーシャルフィットネス対応力1day研修について

Q1:なぜ一日だけで3つの資格(「歩き方検定員」「貯筋検定員」「ソーシャフィットネスコーチ」が取れてしまうのですか?受験資格はありますか? 

A1: はい、1日(7時間)で「歩き方検定員」「貯筋検定員」「ソーシャルフィットネスコーチ」の3つの指導員資格を同時に取得いただけます。ソーシャルフィットネス対応力認定(1DAY研修)は、地域・職域における健康運動指導実績(含ウォーキング・健康体操等)が3年以上の指導者や介護・保健・公衆衛生に関する現場指導歴がある方を対象としています。「対応力」とは、「補完するもの」「既存関連資格と共存するもの」と位置づけられ、健康運動づくりに関する安全かつ効果的な基礎理論と実践(含運動生理学、キネシオロジー、救急法等)については、習得済との認識のうえ講習会がすすめられますので1日で終了することが可能となっています。

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Q2:受験に際して事前に準備することはありますか?

A2: お申込み後、受講費の入金が確認されますと、事務局から「コーチマニュアル」と「事前学習の手引」等教材一式がお手元に送られてきます。研修会当日までに目を通していただくと共に一般の参加者の気持ちになって検定チャレンジシュミレーションをしてみてください。また、活動量計も同封されますので、まずは自分自身で試用していただき、歩数と中強度時間の関係を体感していただくと、当日の研修の理解度がぐっと増します。従いまして、なるべく早めに申し込み手続きを完了され、マニュアルや支援ツールにしっかり目を通し、活動量計データの振り返り時間に余裕を持っていただきたいと願います。あと、必要に応じて、「中強度運動(ウォーキング等有酸素運動)」と「筋力トレーニング(含自重、レジスタンストレーニング等)」の基礎理論の事前学習をおすすめします。

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Q3:研修は座学中心ですか?

A3:研修は、ワークショップ形式で、実際の教室や検定を想定したハンズオン指導とロールプレイングにより構成され、現場でスグに応用できる実践力を養成します。

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Q4:試験はありますか?

A4: はい、事前送付される一般向検定クイズ(歩き方検定より40問・貯筋検定より40問、計80問の正誤問題)にお応えいただきます。実技評価は、ローププレイでのパフォーマンスを講師が評価させていただきます。気になった点は、その場で指摘し修正して頂きますので、安心して臨んでください。筆記・実技共に85%以上の正解率が合格ラインとなります。

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Q5:認定取得後は、どのように役立てることができますか?

A5: 認定取得後は活動地域にて「歩き方検定」や「貯筋検定」の開催ができます。またコーチ専用ページより、様々な帳票やテンプレートがダウンロードできます。認定番号を記入することで様々な活動シーンでご活用いただけますので活躍のフィールドが大きく広がることでしょう。また事務局に指導者紹介依頼や指導者募集の問いあわせがあった場合は、当該地域で活躍される認定コーチの紹介サポート、マッチングを手配させて頂きます。その他、事務局ではコーチの地域活動に際して、可能な限り事務局が相談に応じバックアップします。

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Q6:認定は何年間有効ですか?更新要件は?

A6: 事務局では、ソーシャルフィットネスコーチ認定カードと認定証を登録手続きされた方に発行しております。有効期限は2年間となり、更新要件はこの間に指定のブラッシュアップ研修他(ブラッシュアップ3時間研修、事例発表会、1day再受講、ホームスタディなど)の履修により自動更新となります。詳しくは、ソーシャルフィットネス事務局まで。

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Q7:ソーシャフィットネスコーチ1day研修は全国で開催されていますか?リクエスト開催は可能ですか?

A7:  ソーシャフィットネスコーチ1day研修は全国にて定期的に開催いたしておりますが、5名以上の参加希望者が集まれば、ご希望の日時・場所にて出張開催致します。開催スケジュールは事務局ホームページにてご確認ください。リクエスト開催につきましては、まずは事務局にご連絡ください。

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Q8:ソーシャルフィトネスコーチ資格を取得し、地域での健康づくり教室を主宰していますが、貯筋運動教室の開催要請が近隣の市町村から来るようになりました。私がコーチを養成する1day研修を開催することはできるのでしょうか?

A8:事務局では、年1回「ソーシャフィットネスコーチ講師ステップアップ研修」を開催しております。是非、本ステップアップ研修を受講され講師認定となれば、1day研修の開催権利が付与されますので、ご自身のビジネスにもお役立て頂けます。

 

Ⅱ 「歩き方検定」「貯筋検定」について

Q1:「歩き方検定」「貯筋検定」は誰を対象にしているのですか?

A1: 「歩き方検定」「貯筋検定」は、地域の高齢者を主な対象者とした介護予防(フレイル対策)プログラムとして設計されています。しかしながら、「歩く」と「筋トレ」は健康づくりの両輪です。検定基準は健康づくりのモノサシ(指標)となっていますので、老若男女どなたにでもプログラム適用します。

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Q2:「フレイル」「サルコペニア」の違いは?

A2: 両者とも加齢に伴う機能低下を意味していますが、サルコペニアが筋肉量減少を主体として筋力、身体機能の低下を主要因として扱うのに対して、フレイル(虚弱)には移動能力、筋力、バランス、運動処理能力、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活の活動性、疲労感など広範な要素が含まれています。75歳以上の多くは、フレイル段階を経て要介護状態に陥るといわれています。加齢自体は避けることはできませんが、フレイルは予防できます。フレイル状態に陥る前の段階である「プレフレイル」からの筋トレは、サルコペニアを抑制・遅延させる有効手段です

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Q3:介護予防とは? 「歩く」と「筋トレ」どちらかひとつでもいい?

A3:介護予防とは、健康寿命を延伸し、要介護状態になることを防ぐための取り組みのことをいい、健康長寿社会の実現には「歩く」と「筋トレ(筋力トレーニング)」の両輪で健康づくりを支援する必要があります。現状は、どちらか一方のみアプローチで対応されているケースがほとんどで、ソーシャルフィットネスではセットで行うこととしています。

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Q4: 貯筋運動は、マシンや機器を使わないのですか?

A4: 基本は自分の重さを負荷に行うのが自(体)重トレーニングです。貯筋運動では、高齢者にも安全かつ効果的な運動実践に役立つ簡易運動ツールとして、ポール(棒)、バンド、スモールボールなどは積極的に活用します。

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Q5:元気高齢者の方の進級チャレンジは飛び級対応できますか?が

A5:  「歩き方検定」「貯筋検定」は、6ヶ月間の行動変容プログラムであると同時にリーダー養成による教室の自走化を目指します。各級ごとに設定されたクイズにもチャレンジすることでヘルスリテラシーの向上を目指すので、飛び級はありません。

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Q6:「貯筋通帳」を継続支援ツール(継続ドライバ)として位置づけている理由は?

A6: 「継続ドライバ」とは、健康行動の継続に作用する支援技術を意味し、スポルツ社により定義されています。現在10(ご褒美・ヘルスコミュニケーション・個別性・可視化・健康教育・交流・コンペ・動機付け・ICT連動・楽しみ)のドライバに分類されていますが、ソーシャルフィットネスコーチは、これらのドライバが凝縮された貯筋通帳を駆使してサポートにあたることが継続への近道と考えております。

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Q7:中之条研究から導き出された「1日8000歩その内中強度時間計20分」が理想的という指標ですが、その内容と「中強度」の概念を教えてください。

A7: 身体活動の強度は「低」「中」「高」の3段階に分けられ、安静時代謝量の倍数で表されます。一般に、低強度の活動は安静時の3倍未満、中強度は3~6倍、そして高強度は6倍以上の代謝量に相当します。低強度の身体活動が、健康にあまり効果がないことは周知の事実です。一方、高強度の活動を行うと、細胞内で活性酸素という有毒な物質が比較的多く発生し、遺伝子に傷をつけることがわかっています。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということになります。健康づくりでは、免疫機能を高めてさまざまな生活習慣病の予防や改善に効果がある中強度の身体活動が勧められます。また、骨量や筋量、体力全般をよく反映する歩行速度のような心血管系および筋骨格系の機能は、8000 ~ 10000歩・20 ~ 30分を超えて活動してもほとんど高まらないようです。従って、健康状態を良好に保つためには、歩数が平均して1日に8000歩以上で、そのうち速歩き(中強度の活動)が平均して1日に20分以上含まれているのが望ましいといえます。なお、中強度で行う日常活動の割合が高い人ほど、心身ともに健康の度合いが高いようです。

(出展:東京都健康長寿医療センター研究所)

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Q8: 中強度運動としてポールウォーキングを推奨する理由は?ノルディックとは違うの?

A8: ポールを両手に歩くことで、下半身オンリーの通常歩行が上半身も積極的に動員し、全身運動(90%の筋肉が使われる)となります。年齢を問わず誰もがポールを持って歩くだけで、正しい姿勢のまま歩幅を広げてバランスよく歩けるようになり、エネルギー消費量も通常歩行に比べ20~30%アップするというのが特徴です。さらに、上半身と下半身がねじれあう回旋運動により、体脂肪燃焼と体幹も強化されメタボ対策に有効です。また、4点支持歩行により、腰痛、膝痛も軽減され、ロコモ対策にも有効です。つまり、メタボ対策とロコモ対策をセットで行い、フレイル・要介護を遠ざけることが可能となります。仲間とおしゃべりして歩いても、運動強度は一定レベル(中強度運動)を維持できるので、継続支援ツールとしても注目されています。筋力・体力の向上が見られた参加者には、よりダイナミックな動きを伴うノルディックウォークを必要に応じて紹介してもよいでしょう(※ポールを手にして歩く比較的新しい歩行スタイルはノルディックウォーキング、ポールDEウオーク等様々な呼称で親しまれています).。

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Q9: 参加者の中には、活動量計を持つことがストレスになるのでいやだという方がいます。どうしたらいいでしょう?また配布時の効果的な説明は?

A9:押し付けや強制でなく、自らの意志による健康習慣の構築が主たる目的となりますので、本人が受け入れる状態になるまで、無理強いする必要もありません。生活習慣、ライフスタイルの問題はその人の生き方、価値観、人生観にも深く影響されますので、自らが選択することが大切です。まずは、愉しい貯筋運動教室の提供を心がけ、いつでもチャレンジできることをお伝えしましょう。
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Q10: 初回オリエンテーション時にスターターキット(活動量計)を渡す際の注意点は?

A10: 活動量計を装着していることは意識せず、今までどおりの生活を心がけてもらいます。いきなり頑張りすぎないことを伝えます。手渡す際はあえて活動量計に関する詳しい説明は行わず、ただ活動量計をいつも装着してもらうことだけを伝えます。ここで詳細を説明すると、参加者にとって負担になり、人によっては意識しすぎて疲れてしまいます。活動量計に関する説明は、1週間後の教室で行うことを伝えましょう。

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Q11: 貯筋通帳の記入がストレスになるので、やりたくないという方がいます。どうしたらいいでしょう?

A11: 貯筋通帳についても、記入が義務になってくると重荷になって長続きしません。夜寝る前に「今日はいくら貯筋が貯まったかなぁ」と楽しく振り返りながら記入すると充実した一日となることを伝え、まずは教室で貯筋運動を実施した後、実際に通帳に記入して要領を得てもらいます。歩き方についても情報を提供します。つまり、貯筋運動教室という通いの場を活用した貯筋と歩数を稼ぐ一挙両得な健康づくり法なのです。相手のタイプによっては、「3ケ月後に別人の自分になってみませんか?」という自己効力感に働きかけるのも手です。

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Q12: 「歩き方検定」「貯筋検定」は、同時に開始しなければいけない?

A12: いいえ、両検定は同時にスタートする必要はありません。参加者の理解度やスキルを鑑みて適宜導入する方向で構いません。どちらを先に導入するかも、教室の目的に合わせましょう。大切なのは、検定チャレンジは安心の上に成り立つものなので、様子を見守りながらで構いません。

例)貯筋検定導入時に最初はテーマソングによるスクワットを取り入れ、慣れてきたらスクワットチャレンジで残高チェックを行い意識付けしていく。